リスクを減らす極意は“分けること”。つまり、分散投資です。
“一つのカゴにすべての卵をのせるな”。これは、英国のことわざです。
一つのカゴでたくさんの卵を運んでいると、もしカゴを落としてしまったら全ての卵がダメになってしまうが、
いくつかのカゴに分けて運べば落としてしまったカゴがあったとしても被害は少なくて済むということです。
つまり、複数の金融商品に分散して投資をすれば、そのうちの1つが値下がりしても他のものでカバーでき、全体ではリスクを減らすことができるということを意味しているわけです。
株式と債券は異なる動きをすると言われています。株価が上がりそうなときは、多くの投資家が債券から株式に投資対象を移すため、株価は上がり、債券は下がります。
反対に債券が上がりそうなときは、投資家の資金が株式市場から債券市場に流れるため、債券価格はより上がり、株価は下がります。
もちろん、株式と債券は常にこのような動きをするとは限りません。しかし、株式と債券が同じ方向に動くという状況は、長期間は続かないことが普通です。
株式と債券を組み合わせて持つことによって、全体の値動きを安定させ、株価の大きな値下がり、債券価格の大きな値下がりを受けにくくすることができます。
投資信託では、多くの投資家から集めた資金をひとつにまとめて投資することにより、資産・銘柄の分散を行うことができるのです。
では、どのような点に気をつけて資産・銘柄の分散投資をすればよいのでしょう?
資産・銘柄の分散投資では、大きく3つのリスクを減らすことが出来ます。
「価格変動リスク」と「為替変動リスク」と「カントリーリスク」(投資している国や地域の情勢によるリスク)です。
この3つのリスクを分散出来るような銘柄の投資信託を選びましょう!